スマートフォンは毎年新機種が登場し、選択肢がどんどん広がっています。しかし、その中には「安さだけが魅力」で、実際に使ってみるとストレスの連続…という「買ってはいけない機種」も紛れています。今回は、2025年現在で特に注意すべきスマホ5機種をピックアップしました。安物買いの銭失いにならないためにも、しっかりチェックしておきましょう。
目次
1. Redmi 14C|見かけ倒しの最新モデル?
発売年:2024年
価格帯:1.5万円前後
Redmiシリーズは「格安スマホの代名詞」ともいえる存在で、コスパ重視ユーザーに人気です。しかし、Redmi 14Cに関しては注意が必要です。見た目は洗練され、カメラも2眼で高性能っぽく見えますが、実際の使用感は非常にモッサリ。
問題点:
- SoCにHelio G81-Ultraが採用されており、アプリの切り替えやゲームに大きなラグあり
- RAM 3GBモデルもあり、現代のアプリ環境では明らかに不足
- Hyper OSの広告やプリインストールアプリが多く、初心者には使いにくい
Web閲覧程度なら問題ないかもしれませんが、「最新スマホ」の見た目だけで選んでしまうと失敗します。
2. Galaxy A21|廉価モデルはSamsungでもダメ?
発売年:2021年(日本版)
価格帯:中古で1万円前後(2025年現在)
Galaxyの名を冠していても、Aシリーズの下位モデルは過度な期待厳禁。特にA22は、スペックの低さが足を引っ張ります。
問題点:
- SoCがExynos 7884Bで、2025年の基準では非常に非力
- 60Hzの低リフレッシュレート、もっさりした動作
- OSアップデートが既に終了しており、セキュリティも不安
型落ちで安くなっているから…と手を出すと、ストレスと後悔が待っている可能性が高い一台です。
3. OPPO A77|エントリー機の落とし穴
発売年:2022年(日本版)
価格帯:1万円台前半(中古)
OPPOはミドル~ハイエンドでは好評価ですが、Aシリーズのエントリー機は要注意。A77は2022年時点でも性能的にギリギリで、2025年の今では力不足です。
問題点:
- MediaTek Helio G35搭載で動作が非常に遅い
- 720p解像度の液晶で、画面が荒く感じられる
- ColorOSの重さと組み合わさり、日常使用にも影響あり
カメラやデザインは一見悪くありませんが、実際に使うと「遅すぎて使えない」というレビューが多数。
4. arrows We|国内産の悲しきエントリーモデル
発売年:2021年
価格帯:新品でも1万円前後(格安SIMセットなど)
国内メーカー・FCNTが展開するarrowsシリーズ。その中でもarrows Weは低価格帯ながら防水・おサイフ機能を備えて話題になりましたが、動作の重さは致命的です。
問題点:
- SoCにSnapdragon 480を採用しており、性能が非常に低い
- RAM 4GBでもColorOSの最適化不足でアプリが頻繁に落ちる
- 画面も発色が悪く、全体的にチープな印象
「国産だから安心」と思って買うと、動作の遅さにイライラする毎日になるかもしれません。
5. AQUOS wish(初代)|期待外れのエントリー国産機
発売年:2021年末
価格帯:中古で7,000円〜1万円前後
AQUOSブランドの中でも、wishシリーズは「必要最低限の機能を安く提供する」ことを目的に作られたシリーズです。しかし、初代wishはそれすらもギリギリでした。
問題点:
- Snapdragon 480搭載で、起動・スクロール・入力すべてが重い
- 標準カメラの画質が非常に悪く、ナイトモードもほぼ使えない
- バッテリー持ちは良いが、そのぶん画面の明るさが暗めで不快
AQUOSという信頼感で購入してしまい、「ここまで遅いのか…」と後悔する声が後を絶ちません。
【まとめ】価格だけで選ばず、最低限の性能を見極めよう
スマホ選びにおいて「安さ」だけを追い求めると、必ずどこかで妥協を強いられます。上記5機種はいずれも「価格が安い代わりに、実用性がかなり低い」ものばかり。2025年の今、最低でも以下の条件を満たすスマホを選びましょう:
- RAMは最低でも6GB以上
- Snapdragon 6 Gen 1以降、またはDimensity 700以上のSoC搭載
- 90Hz以上のリフレッシュレート
- Android 13以降のサポートがあること
失敗しないためには、レビューやベンチマークをよく調べ、用途に合ったモデルを選ぶことが大切です。安さだけで飛びつかないようにしましょう