スマホ選びで重要な要素の一つが「カメラ性能」。ですが、カタログや製品ページに並ぶ専門用語の数々に戸惑う人も多いはず。この記事では、初心者の方でも理解できるように、スマホカメラのスペックの見方や選び方をわかりやすく解説します。
■ メインカメラとサブカメラの違い スマホのスペック表に記載されている”○○MP(メガピクセル)”などの数値は、主にメインカメラの性能を表しています。最近のスマホには複数のカメラが搭載されており、標準・超広角・望遠・マクロなどの役割分担があります。
■ 画素数=画質の良さ、ではない 「108MP」や「64MP」など、画素数が多いと一見画質が良さそうに感じますが、実際には画素数だけで画質は決まりません。重要なのは「センサーサイズ」や「画像処理エンジン(ISP)」などの要素です。
■ センサーサイズとは? センサーサイズとは、光を取り込む部品の大きさのこと。一般的に、センサーが大きいほど光を多く取り込め、暗所でもきれいな写真が撮れます。1/1.3インチや1/1.56インチなどの数値が大きいほど高性能とされます。
■ F値の意味 F値(絞り値)はレンズの明るさを表します。F1.8やF2.0など、数値が小さいほどより多くの光を取り込めるため、暗い場所でも明るい写真が撮れたり、背景をぼかす効果が得られます。
■ 手ぶれ補正(OIS・EIS) カメラに搭載されている手ぶれ補正機能は、写真や動画の安定性に直結します。OIS(光学式手ぶれ補正)はレンズやセンサーが物理的に動いて補正するため効果が高く、EIS(電子式)はソフトウェア的な補正となります。
■ AIカメラとは? AIカメラは、被写体やシーンを自動で認識し、最適な設定で撮影してくれる機能です。ポートレート、夜景、料理などを自動判別し、初心者でも簡単にきれいな写真が撮れるようになります。
■ 選び方のポイント
- 普段から写真をよく撮る人は、センサーサイズが大きく、OIS付きのカメラを選ぶとよいでしょう。
- SNSにアップする程度なら、AIカメラ搭載で800万画素以上あれば十分です。
- 動画をよく撮る場合は、手ぶれ補正が強力な機種や、4K・60fps対応モデルを選びましょう。
■ まとめ カメラのスペックを見るときは、単に画素数の多さだけで判断せず、センサーサイズや補正機能など総合的にチェックすることが大切です。使い方や目的に合ったスマホを選べば、価格以上の満足感が得られるでしょう。